神奈川県横浜市M邸
都会の中にオアシスを作りたかった。植栽はヤマモミジやヒメシャラといった雑木類を中心に植え、堅苦しくなりがちな繊細な石仕事を和らげた。
5年後、10年後が楽しみな庭だ。
植物のお陰で全体がやわらかく清々しい印象になっている。
グラウンドカバーには、フッキソウ、シャガ、ヤブコウジ等を敷きつめ、雑草が生えにくいようにした。
門扉を開けると迎えてくれる内庭。飛び石はリズミカルにポンポンと。
実際の歩きやすさも考え、主に歩くところには、マサド(固まる土)で舗装もした。
陰影も楽しみのひとつだ。
曲線のアプローチは奥行き感を演出できる。また車を停める際も、あまり意識せずに
アプローチが確保できるようになるので、ゾーニングがはっきりする。
スリットにはセダムを。
水道と思われない(笑)のが辛いところではあるが、ひとつの景色になっている。
沓石は、庭全体の統一感を考え木曽石にした。
伊勢ごろた、みかげ、根府川石、アルビノ、下草。色の対比が美しい。